徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)02月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1427 3面
「研修を日々の業務に生かします」と参加者
徳洲会看護部門は九州・離島ブロックで2年ぶりに新任看護師長研修を実施した。2022年4月以降に同ブロックの病院・介護施設で看護師長に就任した16人が参加し、自部署の看護管理を実践するために必要なスキルを学んだ。
研修は全3回のプログラム。同ブロック病院の看護部長が講師を務め、初回と2回目は「看護師長の役割」、「組織管理」、「質管理」、「人事労務管理」、「ヘルスケアシステム論」をテーマにオンラインによる講義を行った。
3回目は二日市徳洲会病院(福岡県)を会場に集合参加とWEB参加のハイブリッド形式で開催。研修で得た学びや研修前後で変化した看護管理観を、参加者が発表した。このうち、笠利病院(鹿児島県)の島森美津乃・看護師長は「中・長期目標を立てて部署内で共有するなど、リーダーとしてやるべきことが明確になりました」と振り返り、「地域に貢献できる病院を目指し何事にも挑戦していきます」と決意を新たにしていた。各発表内容に対してグループディスカッションも行い、参加者からは「スタッフを大切にすることでモチベーションが高まり、看護の質も高まるという好循環が生まれます」、「医療講演で自院の魅力を伝え、経営に貢献するように取り組むことも大切」と、人材育成からマネジメントまで幅広い意見が上がった。
最後に、長崎北徳洲会病院の大浦順子・看護部長は総評で「発表では要点をまとめる難しさを実感したと思います。患者さんや部下と話す際も、自分の言葉が確実に伝わっているかを意識してください」とアドバイス。福岡徳洲会病院の瀬上希代子・看護部長は「インプットした情報をアウトプットすることが大切です。研修で高まった熱い思いを、日々の業務に生かしてください」と鼓舞した。