徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)02月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1427 3面
穿初めの儀で鋤を入れる東上理事長(右)と尾野院長
岸和田徳洲会病院(大阪府)は、院内保育園の地鎮祭を所在地(岸和田市加守町4-6-6)で実施した。同院には以前から24時間対応の保育園があったが、職員数増加にともない拡充のため建て替えることにした。新保育園は病児保育室や屋上庭園なども整備、同院職員であれば職種を問わず利用可能だ。
地上3階建て、鉄骨造の新保育園は屋上庭園やデッキテラスも整備予定
地鎮祭には徳洲会関係者に加え地域の町会長、医療関係者、設計・施工関係者らが参加し、工事の無事を祈願した。神事の後、東上震一理事長が挨拶に立ち、「当院は私が心臓血管外科医として長く勤務した場所であり、院長として、医師として成長させてもらった思い出の場所です」と述懐。当初はマンションの一室を借りて運営していた保育園が少しずつ大きくなってきた様を思い起こし、「若い職員がより一層、働きやすい環境を整え、病院の機能を上げて、さらに地域に貢献したい」と意欲を語った。
続いて尾野亘院長が登壇し、医療界でも人材確保が難しくなってきていることに触れ、「若い世代が働きやすい環境を整備することが急務です。そのうちのひとつが、24時間対応の病児も預かれる保育園でした」と思いを吐露。尾野院長が以前、グループ外の病院に勤めていた際、特定の職種しか院内保育園を利用できず、苦労した思い出から、職種を問わず預かれることにもこだわった。尾野院長は「病院にかかわる皆が幸せになれるような職場にしていきたい。良い建物を期待しています」と笑顔。