徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)02月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1427 3面
岸和田徳洲会病院(大阪府)は、岸和田市立浪切ホールで拡大医療講演を開催した。尾野亘院長をはじめ副院長らがそれぞれの診療科目をテーマに講演、特別演者では徳洲会体操クラブのメンバーも登壇し、ふだん直に見ることのできない演技を披露、会場を沸かせた。
「心のこもった医療を提供し続けたい」と東上理事長
岸和田病院では毎年、拡大医療講演を開催していたが、新型コロナウイルス感染症の流行で一時中断、今回は4年ぶりの開催となった。
講演では、まず東上震一理事長が登壇、徳洲会グループが50年という節目の年を乗り越え、今後も地域住民の方々の健康と安全を支える要となる決意を表明した。続いて尾野院長がコロナ禍を振り返り、市内の介護施設や障がい者施設などでクラスター(感染者集団)が発生した際には、グループ外の施設であっても応援に駆け付けたエピソードを披露。また同院ではAED(自動体外式除細動器)やエピペン(アナフィラキシー補助治療薬)の使い方の講習会など開催していることを紹介し、「出張講演いたしますので、ご要望があれば地域連携室に声をかけてください」と呼びかけた。
「出張講演のご要望があれば地域連携室に」と尾野院長
その後は出田淳副院長(神経内科)が物忘れとアルツハイマー型認知症、松元陽一副院長(小児科)が起立性調節障害、森岡信行副院長(循環器内科、現・貝塚記念病院院長)が心臓弁膜症の治療法、尾浦正二副院長(乳腺外科)が乳がん治療、井上太郎副院長(消化器内科)が応援診療体制を含む同科の診療実績、畔栁智司副院長(心臓血管外科)がチーム医療体制と最新の手技、鍛利幸副院長(腹膜播種センター)が腹膜播種の治療の現状、西畑雅也副院長(泌尿器科)が男性更年期と前立腺がん、鍜冶有登・救命救急センター長が高体温(熱中症など)と低体温について、それぞれ講演した。
ピタリと倒立を止め、そのまま10秒キープすると会場からは歓声とともに拍手
続いて特別演者として徳洲会体操クラブの選手6人とコーチ、米田功監督が登場し、同クラブを紹介するとともに、体操とはどのようなスポーツなのか、壇上で演技を交えながら、わかりやすく紹介した。選手全員が倒立しピタリと動きを止めると、大きな歓声が沸き、一人ひとりが得意技を披露すると、拍手喝采。失敗には笑い声も上がり、終始大盛り上がりとなった。
肌年齢チェックや骨密度測定には多くの人が興味津々
最後に、選手らは今年パリで開催される夏季オリンピックへの熱い想いを激白。米田監督は「医療の世界で闘っている徳洲会グループの一員として、私たちも良い報告ができるように頑張ります」と応援を呼びかけていた。