徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)01月29日 月曜日 徳洲新聞 NO.1425 3面

湘南鎌倉病院が質の向上追求
CVC指導者養成スタート

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は「エコーガイド下CVC(中心静脈カテーテル)指導者養成コース」を初開催した。エコーガイド下CVCの経験がある医師らが、初めてエコーガイド下CVCを行う研修医などに、指導する際のポイントなどを学ぶのが目的だ。

安全で適切な手技を浸透

指導者コース受講後、研修医らに指導する湘南鎌倉病院の麻酔科医師

エコーガイド下CVCは超音波画像を見ながら中心静脈に穿刺した針から、ガイドワイヤーを挿入しカテーテルの先端を中心静脈内に留置する手技。主に検査や栄養管理などで用いる。より安全・適切に行うために、湘南鎌倉病院は超音波教育プログラムを昨年4月に立ち上げた。研修医も参加し基本的な手技を学ぶCVC実践セミナーと、応用レベルの同コースの二本立てだ。いずれも日本医学シミュレーション学会から修了証が発行される。指導者育成を目的としたコースは全国でも開催件数が少なく、同院でも初めて開催する。

「研修医にイメージを 言語化して説明する」

「指導体制の充実にも力を入れます」と太田部長

同プログラムを企画し、各研修の講師も務める太田隆嗣・麻酔科部長は「エコーガイド下CVCは毎日のように行うため、器具の操作などが自己流に陥りやすい面があります。当コースで指導者自身が手技を学び直し、そのうえで指導することで、安全・適切な手技の浸透を図り、質の高い検査の提供につなげます」と説明する。

同院の医師3人と、徳洲会以外の医師1人の計4人が受講。太田部長がエコーガイド下CVCの穿刺方法や針先の描出方法など指導方法を解説するとともに、シミュレーターを使用した穿刺手技のトレーニングも行い、慣れや感覚による操作の見直しに努めた。「受講者は10~15年目の医師で、CVCの経験も豊富です。彼らが指導する研修医は初心者ですので、指導する際は具体的にイメージできるよう言語化して説明する重要性を伝えました」(太田部長)。

同日にCVC実践セミナーも開き、同コースを修了したばかりの受講者が同セミナー受講者の研修医らを指導。太田部長は「研修内容を確実に身に付けられるよう、実践の場を用意しました」と狙いを説明する。

つねにスキルアップ図れる 自院の魅力向上にも貢献!

指導にあたった医師からは「指導の仕方を学び即時実践できたことは、大変有意義でした」、「体系的に学べ、感覚に頼っていた部分を見直せました」、「自信をもって指導できました」など感想が聞かれた。

太田部長は「今後も指導者を増やし、質の高いCVCを実践できる人材を育成、安心・安全な医療を提供します」とアピール。「中堅層の医師らに学びの場を提供することで、“スキルアップがつねに図れる医療機関”として、当院の魅力向上にも貢献したいです」と意気盛んだ。

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