徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)01月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1424 4面
チーム医療をテーマに講演する近藤院長
武蔵野徳洲会病院(東京都)は、杏林大学の渡邊卓学長に続く第2弾として、杏林大学医学部付属病院の近藤晴彦院長を講師として招き、「そもそも、チーム医療って……」をテーマに職員向けの特別講演を行った。
チーム医療と医療安全を主軸としたチームビルディングに関し、静岡県立静岡がんセンター立ち上げの経験や、肺がんの肺切除後重症合併症を多職種で対応した症例をとおし説明。なかでも医療事故対策の具体例(チェックリストやタイムアウト)を示しながら、医療組織がHRO(高信頼性組織)となるために必要な要素として、「チームワークの原則」を語った部分は注目を集めた。また、質疑応答では、スタッフの心をまとめる方法や、チームのベクトルが乖離した場合の対処法なども披露した。
桶川隆嗣院長は「大学病院とは医療連携だけでなく、アカデミックな視点での産学共同、学術連携を推進したい」と前を見つめる。