徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)12月11日 月曜日 徳洲新聞 NO.1419 2面
「ロボット実装化を目指します」と芦原事務長
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の芦原教之事務長は、第42回神奈川県病院学会で「院内患者搬送における職員の負担軽減~ストレッチャーアシストロボットの実証~」と題し発表、優秀演題として表彰された。
院内で行った実証試験で、リモコンを用いストレッチャーを自動で動かすロボットを企業とともに企画・開発。ストレッチャー使用時の職員の身体負担の変化を検証した結果、職員が手で押さなくても搬送できるなど、負担軽減につながることが判明した。
芦原事務長は医師以外の他職種が「医師の働き方改革」によるタスクシフト/シェアに対応するには、既存業務の整理や負担軽減が急務であることを指摘。さらに「夜間でも周囲の方の睡眠を妨げない静音設計にするなど、医療現場で導入しやすいよう工夫しました。働き方改革と医療DX(デジタル変革)の推進を組み合わせた発表内容が評価されたのだと思います」と感慨深げ。
今回の受賞を励みに、同ロボットの実装化に弾みを付けていく構えだ。