徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)12月04日 月曜日 徳洲新聞 NO.1418 2面

11月度 徳洲会グループ医療経営戦略セミ
目標実践して事業計画達成へ
マーケティング活動活発化を

一般社団法人徳洲会(社徳)は11月25日から2日間、都内で徳洲会グループ11月度医療経営戦略セミナーを開催した。10月度経営分析では、あらためて厳しい現状が浮き彫りとなり、各病院幹部に奮起を促した。

各病院幹部に一層の奮起を促す大橋・副理事長

10月度経営分析では医業収益が前年同月比プラスだったものの、税引き前利益は同マイナスと引き続き厳しい状況が明らかになった。

大橋壯樹・副理事長は、とくに超・大規模病院に対して一層の奮起を促すとともに、あらためて出席者に事業計画の達成を求めた。短期・長期目標の設定と実践も呼びかけ、具体策としてマーケティング活動の活性化や救急対応の徹底などを指摘。医療講演にも触れ「原点に立ち返り実践してください」と訴えた。

救急対応の徹底を図った札幌東徳洲会病院の山崎誠治院長が自院の取り組みを説明。10月1日に新院長に就任し、医局会や朝礼など職員が集まる場で繰り返し呼びかけるなど「全職員が意識する」よう工夫。

また、当直した医師が8時会に出席し、現場の課題解決を図る試みや、1日2回ほど山崎院長自ら救急外来などに足を運び、「病院幹部が状況を把握」する取り組みも明かした。消防署への訪問も行い、札幌市内の全10カ所、同市近郊の6カ所に“営業”を行った。

これらが奏功し救急受け入れが改善。10月度に過去最高の医業収益を達成した。山崎院長は「職員が協力してくれたおかげです」と謝意を表した。大橋・副理事長は同院の取り組みを振り返りつつ、病院四役が目を光らせリーダーシップを発揮する重要性を説いた。

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