徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)12月04日 月曜日 徳洲新聞 NO.1418 1面
2年連続団体日本一!(左から髙橋副主将、春木、杉野主将、岡、川上、北園) 四日市病院で患者さんらにバク転を披露する北園。患者さんは応援うちわを手づくりで用意
第77回全日本体操団体選手権が11月26日、三重県で開かれ、徳洲会体操クラブが優勝、2連覇を果たした。学生から社会人まで“団体日本一”を決める大会で、同クラブは2位に5点差以上を付けるなど層の厚さを示すとともに、クラブ創設25周年にあたるシーズンを有終の美で飾った。
大会は6-3-3制(6人がエントリーし、そのなかから各種目で3人が演技。3人すべての得点が加算)。徳洲会は杉野正尭主将、髙橋一矢副主将、岡慎之助、北園丈琉、川上翔平、春木三憲がエントリーし、得意種目を中心に終始、安定した演技を披露した。6選手のうち最多出場は北園。6種目中5種目で演技した。
米田功監督は「まずは勝つことを目指していたので、ほっとしています」と喜びつつも、「個々の点数を見ると、今年の世界選手権で優勝した橋本大輝選手に及びません。来年のパリ五輪を考えると、さらに圧倒的な演技を見せなければ」と険しい表情を崩さなかった。
翌27日には、会場に近い四日市徳洲会病院(三重県)を慰問。患者さんや高畠貢院長ら職員の歓迎を受けるなか、各選手と米田監督、コーチらは団体日本一を報告するとともに、パリ五輪に向け意気込みを伝えた。「体操を身近に感じていただけたら」と、選手がストレッチやバク転などを披露する場面もあり、患者さんは一様に感激していた。
患者さんや職員と交流した杉野主将は「応援してくださる方の声を直接聞けるので、とても励みになります」と笑顔。北園は「米田監督が現役の頃、徳洲会が5連覇しているので、追い付き追い越したいです。徳洲会、そして日本代表には自分の力が必要と信じているので、さらに頑張り、皆さんに結果で恩返ししたいです」と力を込めた。