
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)11月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1417 4面
A.お答えします。
高杉 香志也 与論徳洲会病院(鹿児島県)院長(総合診療科) 内科認定医、日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医、病院総合診療医学会認定医
麻疹(俗に言うはしか)は一度かかれば終生免疫を獲得できます。母子手帳に診療の履歴が残っていますが、手帳がなければ抗体検査を受け、ワクチンを受けているか、もしくは過去にかかったことがあるか調べることができます。
麻疹は高熱や発疹が出て、開発途上国では死亡率上位に上がる感染症で、大人も重症化します。感染力がきわめて強く、空気感染するため、暴露したら免疫がないと、ほぼ間違いなくかかると考えていいでしょう。日本はワクチン政策が功を奏し、WHO(世界保健機関)から麻疹排除状態にあると認定されていますが、海外からの“輸入”は見られますし、最近はインバウンドも多く油断できません。
麻疹ワクチンは2回接種すると95%くらいの確率で免疫が獲得できます。しかし、1972(昭和47)年9月30日以前に生まれた方は1回も接種していない可能性が、1972年10月1日~2000(平成12)年4月1日生まれまでの方は1回しか接種していない可能性が高いため、ぜひ一度調べてみてください。もし打っていなければ2回接種をおすすめします。