徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)11月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1417 2面

事務部でメンター制度導入
人材育成・離職防止を推進
福岡病院

福岡徳洲会病院は事務部でメンター制度を導入した。4月に入職した新卒職員を、所属部署が異なる先輩職員がサポートするシステムで、英語のMentor(指導者・助言者)が由来。相談しやすい環境を整えることで新人の育成や離職防止を図るとともに、所属部署でのハラスメント防止、サポートする職員の育成も期待している。

メンターの(左から)桐野龍一・臨床研修管理室副主任、江川主任、木津優香・総務課人事係主任、西川知里・医事課外来係副主任、吉岡恭子・診療情報管理室主任、植松千晴オンコロジー事務員

メンター制度は一般企業で多く見られる個別支援のひとつ。直属の上司とは別に、先輩社員が面談を通じて後輩社員をサポートする。指導・助言する側をメンター、指導・助言を受ける側をメンティーと呼び、相談しやすい環境を整え、職場内での新たな人間関係の構築とキャリア開発を促す活動として近年、注目されている。

福岡病院は4月に事務部で同制度を導入。外部研修を受けた6人の職員が、新卒で入職した全事務職員10人をサポートしている。メンターは在職10年前後の中堅職員で、各部署から1人ずつ選出。1人当たり1~2人のメンティーを担当するが、いずれも利害関係が少ない部署同士で組み、その組み合わせは各メンティーの所属長らには明かさない。サポートする期間は1年間を予定。面談は1カ月に1回以上、就業時間内に実施。院内はもちろん、飲食店で行うことも可能とし、年間の予算も確保している。面談以外にも、徳洲会インフォメーションシステム(TIS)が開発したアプリケーションソフト「Chatis」を活用するなど、コミュニケーションが図りやすい環境を整備。

原則、面談の内容や結果を各メンティーの所属長などにフィードバックはしないが、離職やメンタルヘルスの不調に関する兆候などが見られた場合、事務長に報告し、必要に応じて事務長から所属長に連絡する。

メンターの江川実知子・総務課医局秘書係主任は「まだまだ試行錯誤」としながらも、「他部署の先輩とかかわれる良いシステム」と指摘。「事務部全体で支援していることを感じてもらえたら」と期待を寄せる。

同制度の導入を発案した西平健太・総務課課長補佐は「直属の上司や先輩だと利害関係や業務上の指導になりやすく、新人は本音が言いづらい。ここ数年、新入職員の退職が続いていたことから導入しました」と説明。人材育成にも触れ、「今まで所属部署任せの教育になりがちでした。メンター制度は事務部全体で新人を育てる布石のひとつ。来年度からジョブローテーションなども考えており、そういうなかで一層生きてくると思います」と強調する。

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