徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)11月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1415 3面

村上・和泉医療センター総長
指定管理者制度活用
V字回復の自院紹介

ホスピタル・マネジメント・ジャパン・サミットで講演

自院を例に指定管理者制度のメリットなど紹介する村上総長

和泉市立総合医療センター(大阪府)の村上城子総長は、都内で開かれたホスピタル・マネジメント・ジャパン・サミット2023で「~指定管理者制度~医療法人による自治体病院の運営」と題し講演した。同サミットは世界45カ国以上で年間2,000を超える国際ビジネス会議の主催・運営を行うマーカスエバンズ(本社・英国)が主催。同社の基準を満たす日本の病院の役員・幹部が参加する。

村上総長は、指定管理者制度の導入によって公設公営から公設民営に変わり、自院がV字回復した様子を紹介。慢性的な赤字経営、医師不足、建物・設備の老朽化と「目も当てられない状態」(村上総長)だったが、14年から医療法人徳洲会が指定管理者として運営するようになり、18年には新築移転を実現。診療内容が充実するとともに、経営も黒字に転換したことを示した。

改善の要因については、①全職員のベクトルの一致、②朝礼や幹部会、医局会、診療部長会の開催頻度を増やし、経営指標を開示することによる危機感・一体感の醸成、③新病院効果による職員数・患者数の増加、④救急診療の再開、診療科の増設、⑤徳洲会グループのスケールメリットを生かしたコスト削減――などを示唆。「徳洲会の文化の賜物」と強調し、突き詰めた運営努力の大切さを訴えた。同サミットは9月6日から2日間開催。

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