
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)10月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1413 4面
野崎徳洲会病院(大阪府)は、部署対抗の「広報アワード」を開催した。自部署のPR動画などを動画共有SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のTikTokに投稿し、再生回数を競う企画で、同院初の試み。記念すべき初代チャンピオンには放射線科が輝いた。自院の認知度向上による集患や職員採用、広報に対する職員の意識向上などが狙い。
優勝した放射線科の古家賢治技師長(診療放射線技師、右)と杉江・診療放射線技師
広報アワードに集まった動画。中段右が放射線科
アワードには24の部署が参加した。各部署の担当者は、プライバシーへの配慮など動画撮影時のポイントに関するレクチャーを受けたうえで、約10日間の準備期間中に動画の企画から撮影・編集までを実施。「1分以内の長さ」、「徳洲会(職員)に関連する内容」など一定のルールが設けられるなか、自部署の特徴や強みをアピールするもの、業務の流れを説明するものなど、バラエティに富んだ作品が集まった。8月15日に動画を一斉公開、同月末までの再生回数を競った。
再生回数1位は、約19万回を記録した放射線科。MRI(磁気共鳴画像診断装置)の音がDWI(拡散強調画像)やT2WI(T2強調画像)など撮影する画像の種類によって異なる様子をまとめた内容。MRI検査を受けたことがない方にはイメージしやすく、受けたことがある方には共感してもらえることを狙い、音にフォーカスした動画を撮影した。同科の代表を務めた入職2〜4年目の若手メンバーである南出祥一郎・診療放射線技師、三島歩歌・診療放射線技師、杉江直樹・診療放射線技師は「さまざまな方に関心を集めていただける動画を目指しました。動画を通してMRIや当院に興味をもっていただきたいです」と声をそろえる。9月7日に院内で表彰式を行った。
企画したのは青木一郎事務長、医局人事室の杉井純子主任と前田梨緒職員の3人。いずれも同院の広報担当者だ。杉井主任は「広報活動や採用活動を行うなかで、とくに若い世代に当院のことが知られていないと感じていました。そこで若年層のユーザーが多いTikTokを活用して当院の認知度を高めようと考えました」と、企画意図を説明。より露出を高めるために部署対抗というかたちで複数の動画を一斉に公開するとともに、そのタイミングも、在宅率が高く再生回数が増えると考え、あえてお盆の後半期間を選んだ。
狙いは当たり、8月末時点で公開した動画の総再生回数は91万回超。アワード開催前に同院が公開していた動画の再生回数も増えるなど、同院に対する関心が以前よりも高まっている。「動画に対するコメントも多く寄せられ、予想以上の方に見ていただいています」と青木事務長。杉井主任も「今回の放射線科をはじめ、業務に関する動画は私たちには当たり前の光景でも、一般の方には新鮮に映り、興味や関心をもっていただけるとわかりました」と驚きを隠さない。「アワード開催後のホームページへのアクセス数なども解析し、さらなる認知度向上に取り組んでいきます」(青木事務長)。
広報アワードの動画の詳細はこちらから
アワードの開催は職員自身にも良い効果をもたらした。部署対抗にすることで、職員の広報に対する意識が向上。前田職員は「部署間で切磋琢磨し、少しでも良い動画、関心をもってもらえる動画を撮影・発信しようと奮闘する姿が見受けられました」と指摘する。また、各部署で職員同士のコミュニケーションが活発になったり、公開された動画を見て他部署の理解につながったりした。
青木事務長は、若手職員が活躍する場の創出につながった点を強調。「プライベートで動画撮影に慣れている若手職員がアワードに向けた作品の撮影・編集を任され、部署内をまとめたことから、業務面でも頼られるようになった例も出てきています」と笑顔。
職員からは早くも第2回広報アワードの開催を希望する声が寄せられており、現在、検討している。
「当院の良さを多くの方に知っていただき、『受診するならば野崎病院』、『働くのであれば野崎病院』と選んでいただけるよう、広報活動に今後も力を入れていきます」と杉井主任は意気軒高だ。