徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)10月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1413 3面

徳洲会栄養部会
介護部門責任者研修を初開催
老健・特養の栄養室運営学ぶ

徳洲会栄養部会は10月14日、都内で部会内に設置している介護部門の全国責任者研修を初めて開催した。徳洲会グループの介護老人保健施設(老健)や特別養護老人ホーム(特養)の栄養室責任者52人が参加し、部署責任者としての役割、栄養部門にかかわる業務スキルや労務管理などを学んだ。各施設の栄養部門の運営について情報共有することなどが目的。

全国から参集した介護部門の参加者一同 ひと言も聞き漏らすまいと真剣な表情で講義を受講

徳洲会栄養部会の介護部門は、徳洲会の老健と特養の栄養室に所属する管理栄養士などが参加。2015年に設置し、各ブロックなどで研修会は開催してきたが、全国の責任者が一堂に会した研修は今回が初めて。

当日は、部会長の鑓水弘樹・一般社団法人徳洲会(社徳)栄養部長の開会挨拶に続いて、徳洲会介護事業部の奈良原啓司・社徳事務部長代理が、介護部門の経営状況と課題について講義。介護施設と病院の運営方法の違いや、2021年度介護報酬改定後の徳洲会グループの対応状況などを解説した。

副部会長の細田実・社徳栄養部係長は、コンプライアンス(法令順守)をテーマに講義し、とくにハラスメントに言及。指導・教育とハラスメントの違いなどを理解する重要性を強調し、あらためて「徳洲会では就業規則などでハラスメントを禁止しており、グループ内にはコンプライアンスに関する相談窓口も設置しています」とグループの体制も説明した。

鑓水部会長が「介護部門責任者・介護リーダーの役割と今後の方向性」について講義。部会内に介護部門を設立した経緯を説明した後、「責任者が自部署の目標の進捗確認や問題点・成果などを把握、評価することで組織は機能します。組織の一員であることを意識し、徳洲会グループというブランド構築を図りましょう」と強調した。また、栄養管理を行ううえでの指標の統一を図る臨床栄養ワーキングループ(WG)、教育機会の拡充を担う教育WGなど、部会内に設置している各WGの活動を紹介。介護部門からの参加も呼びかけた。

この日は、給食管理に必要な各種業務、部会マニュアル、業務報告書なども議題とした。とくに帳票作成や衛生管理の基準となる「日本人の食事摂取基準(2020年版)」、「大量調理施設衛生管理マニュアル(平成29 年6月改正都道府県通知)」などについて、あらためて強調。改定時は、自施設のマニュアルなどを徹底して見直すことが、質の高い栄養管理や安心・安全な施設づくりにつながることを再確認した。

施設の事例発表も行い、栄養管理が奏功しているケースや、在庫管理を徹底し食品ロスを削減している取り組みなどを紹介。老健徳田山(山形県)の鈴木佐知子・栄養科主任(管理栄養士)は災害対策をテーマに発表し、東日本大震災の被災経験から、とろみ剤を使わなくても食べられる食材の備蓄を増やしたり、栄養部会東北ブロックの病院・施設間で緊急連絡網を作成して災害時に支え合う体制を構築したりしていることを報告した。

最後に、鑓水部会長が「今後は部会活動を活発化させていきます。皆さんも企画案などを積極的に出し、ともに活動を盛り上げていきましょう」と鼓舞し、閉会した。

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