徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)10月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1413 2面

病気のはなし138
基本対策とワクチンで自衛
インフルエンザと新型コロナ

インフルエンザの季節はずれの流行を受け、ワクチンを早めに接種する人が増えている。例年、インフルエンザは11月中旬頃から増加するため、その時期の接種が多いが、今年は8月下旬から増加、すでに例年の12月初旬レベルの感染者数であることから、一部ではワクチン接種の予約が取りづらい状況だ。10月26日からはこれまで接種を控えるよう要請のあった64歳以下の接種も開始、厚生労働省は医療・介護従事者や基礎疾患保持者、子どものいる家庭にはとくに接種を呼びかけている。

一方、新型コロナは落ち着きを見せているものの、本格的な冬期の流行シーズンに向け警戒が必要だ。現在、日本で広まってきている新型コロナウイルスEG.5.1系統はオミクロン株XBB.1.9.2系統から派生した変異株のひとつで、猛威をふるったXBB.1.5系統と比べ免疫逃避能力が高い可能性が高く、WHO(世界保健機関)はEG.5系統を注目すべき変異株(VOI)に指定。ただ、秋接種で使用されているワクチンはEG.5系統にも従来と同程度の効果が確認されており、接種に問題はない。

新型コロナは再感染があり得るため、国立感染症研究所は過去に罹患した場合でもワクチン接種による効果期間内の適切な追加接種を推奨。新型コロナの治療費は外来・入院ともに一部自己負担(外来で3割負担の場合、上限9,000円)が始まっており、基本対策とともにワクチン接種などで自衛したい。

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