徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)10月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1413 1面

奄美群島のシマアザミ
「向春草」で健康増進
上山・全南病院院長が学会発表

「奄美のシマアザミに注目を」と上山院長

徳洲会グループの医療・介護施設がある奄美群島(奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島など)には、「シマアザミ」というキク科の多年草が自生している。古くから島では伝統医学や生薬として民間療法にも利用されていた特性に着目し、近年、シマアザミの機能性や健康食品としての可能性をNPO法人や大学などが研究している。

全南病院(大阪府)の上山泰男院長も、実際に研究に携わっている一人。上山院長は今までの研究から、シマアザミの特徴として、糖質が少なくミネラルや食物繊維、ポリフェノール、カルシウム、マグネシウムなどが豊富な点を指摘。動物やヒトを対象とした研究も行われており、上山院長は成果のひとつとして「健康な方でシマアザミの粉末の摂取により、生活習慣病の予防が期待できる血中アディポネクチン値が上昇することも明らかになっています」と強調する。こうした取り組みを複数の学会で発表している。

向春草のタブレット(錠剤)タイプ。スティックタイプもある

研究成果をもとに、予防や健康増進に寄与する製品開発が加速、2020年に商品化されたのが「向春草」だ。同製品は奄美のシマアザミを粉末化した機能性食品。販売開始以降、地元のメディアなどでも注目を集めている。

上山院長は、直近では7月に札幌市で開かれた「統合医療機能性食品国際学会 第31回年会」で「奄美群島の伝統薬用植物の機能性」と題し、これまでの研究成果や製品開発が行われている状況などを報告。「予防や健康増進が期待できます。シマアザミはいろいろな可能性を秘めているので、今後も研究を続けていきたい」と意欲を見せる。

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