徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)10月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1411 4面

徳洲会体操クラブ
国内外で選手躍動
アジア大会&全日本シニア
メダルラッシュ

個人総合で獲得した銀メダルを掲げる北園(写真:AP/アフロ) 全日本シニアの結果を一般社団法人徳洲会東京本部に報告(左から杉野、髙橋、藤巻竣平、長谷川、岡)

徳洲会体操クラブの選手が国内外の大会でメダルを獲得した。海外では、第19回アジア競技大会の男子体操(9月24~29日、中国)に北園丈琉と川上翔平が日本代表で出場。団体では銀メダルを獲得した。代表メンバー5選手のうち、全6種目を演技したのは北園と川上のみ。チームの核として貢献した。

個人総合では、北園が銀メダルを獲得。6種目すべてで上位3位以内の点数をたたき出すなど安定した演技を披露した。川上は、予選では北園を上回ったが、決勝で思うように点数を伸ばせず4位と、惜しくも表彰台を逃した。

種目別では、北園が平行棒で15点台を出し、銀メダルを獲得した。帰国後、北園は「団体でのミスと個人総合で、うまくいった部分の両方を経験しました」と総括。また、日本を含む多くの国の主力選手は直後の第52回世界体操競技選手権(9月30日~10月8日、ベルギー)に出場するため不参加だったが、自国開催の中国は主力選手が出場したことに対し「来年のパリ五輪でライバルになる中国の選手を間近で見ることができたのは良かったです」と吐露した。

国内では、第56回全日本シニア体操競技選手権大会(9月9日、東京都)と第1回男子スーパースペシャリスト選手権大会(9月10日、同)でメダルラッシュ。団体で2位に12.436の大差を付けて優勝した。個人総合でも、主将の杉野正尭が優勝、松見一希が2位、長谷川毅が3位と表彰台を独占。種目別では、ゆかで岡慎之助が3位、あん馬で杉野が優勝、つり輪で髙橋一矢が優勝、春木三憲が3位、平行棒で長谷川が優勝、岡が2位と、4種目で所属選手が表彰台に上がった。

杉野主将は「ライバルチームの主力選手がアジア大会などで出場せず、“絶対に徳洲会が優勝する”と言われるなかで勝ち切れたのは良かった」としながらも、「(世界体操やアジア大会の代表に多くの所属選手を送り込めず)国内の大会に出場していることは、重く受け止めています」と笑顔はなかった。

米田功監督は「北園と川上は国際大会を経験できたことが大きい。とくに中国のトップクラスの選手を間近で見られたのは刺激になったと思います」と指摘。国内組については、「順位に関しては、あまり意味ないと思っていますが、来年の日本代表の予選も始まり、ミスなく演技できたのは良かった。“この選手が代表入りすれば日本が強くなる”と思われるようにしたい」と語気を強めた。

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