徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)10月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1411 3面

湘南鎌倉医療大学
災害医療でスタディツアー
東日本大震災被災地を訪問
NPO法人TMATが引率

「災害医療、離島・へき地医療を学べるのは本学の特徴」と福島理事長

湘南鎌倉医療大学(神奈川県)は9月14日から2日間、東日本大震災被災地スタディツアーを実施した。東日本大震災で被災した医療機関や施設などを訪れ、災害時の状況や災害医療の内容などを学ぶことが目的。当時、支援を行ったNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)が引率した。同大学の国際医療・災害医療サークルとボランティアサークルの2団体から8人の学生が参加。

震災遺構で震災時の様子を聞く学生

初日に一行は、仙台徳洲会病院を訪問。震災当時、同院事務部長だった石川一郎・一般社団法人徳洲会(社徳)本部長が、同院の被災状況などについて説明。その後、震災遺構(震災の脅威や教訓を伝えるために保存された建物など)の門脇小学校(宮城県)に移動。現地ボランティアから展示物の説明や避難所でのボランティア活動状況などを聞いた。宿泊先の南三陸ホテル観洋(同)では、ホテルスタッフらから震災に関する講義を受けた。2日目は、同ホテルスタッフによる「語り部ツアー」に参加した後、気仙沼市立病院(同)などを訪問。TMATの野口幸洋・事務局員(現・事務局長、社徳医療安全・質管理部課長)が、震災当時のTMATの支援活動を説明した。

学生からは「インターネットで調べるだけでは、わからなかったことを学べました」、「現地で見たことを他のサークルメンバーや家族にも伝え、防災意識を高めたい」など感想が聞かれた。

同行した福島安義・学校法人徳洲会理事長(医療法人徳洲会最高顧問兼TMAT理事長)は「避難所での感染対策に関する話を聞き、災害医療と感染医療の関連性などに気付いた学生もいました」と指摘するとともに、「本学は災害医療と、離島・へき地医療を実践的に学べる点が特徴であり、スタディツアーはその一環です」とアピール。

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