徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)10月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1411 2面

妊産婦さんの見守り
デバイスで実証実験

「充実した見守りにつなげたい」と具伊課長(右)と天川職員

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は、腕時計型のウェアラブルデバイス(身に付けられる機器)を用い、妊産婦さんの見守りに関する実証実験を実施した。同院や神奈川県など5者が2019年に交わした「村岡・深沢地区のヘルスイノベーション最先端拠点形成等に係る連携・協力に関する覚書」の一環。対象は同院に通う妊産婦さん40人で、6月から8月末まで実施。

同デバイスは、装着すると歩数や睡眠時間などライフログ(生活や行動に関するデジタルデータ)がクラウド上にアップされ、同院の助産師が閲覧できる。「ライフログをもとに、助産師は妊産婦さんに指導をします」とデジタルコミュニケーション室の天川麻美子職員。 

実証実験では、妊産婦さんの健康状態の把握や適切な指導などにライフログが役立つかを検証。同室の具伊和之課長は「今後は検証結果を精査し、自宅での健康状態を病院が把握するなど、より充実した見守りにつなげます」と展望している。

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