
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)10月10日 火曜日 徳洲新聞 NO.1410 3面
「グループ全体の経営力を維持しながら積極的な拡大方針を取る!」と東上理事長
東上震一理事長はセミナー初日、まず権力者(指導者)の陥穽(落とし穴)について説いた。過剰な自己評価に寄って立つ権力者は、阿る者の弁を評価し、逆に少しでも批判的な態度を示す者は愚物として受け取る傾向にあると指摘。「組織が没落するのは、権力者を喜ばせる以外取り立てて能力のない人間が、中枢を占めるに至った結果であることがほとんどです」と注意喚起した。
次に、徳洲会グループを取り巻く環境に言及。コロナ補助金は大幅に削減され、補助金で成り立っていた運営状況を、本来のコロナ以前に戻す必要があると訴えた。元々、許可病床を使いきる努力が必要であるにもかかわらず、コロナ禍では大幅に空床となっても成り立つ運営状況が現出、これは「徳洲会では特有でない」と語気を強めた。
そのうえで、「グループ全体の経営力を維持しながら、積極的な拡大方針を取る」と方針を表明。実現のためには徳洲会の運営基盤の強化が必須であり、①収益構造を理解し経営基盤を強化する、②収益の8割に及ぶ超規模病院の運営状況をより強化・改善する──必要があると強調した。
超規模病院の体質強化について、①救急応需件数を伸ばし、救急入院率を引き上げる、②ICU(集中治療室)、HCU(高度治療室)のベッド比率を上げる、③DPC(診断群分類別包括評価)の基本構造を理解する――などの対策を提示。また、全グループ病院に対し「外来収入は病院収益の基本」とし、「リピーターは病院の宝であり、最大の広報活動を担っているとも言えます」と呼びかけた。
最後に「理論に走らず実際に泥まず」という言葉を示し、「理論と実際との融合を重視すること、何事にも捉われず自由な心で物事に当たることが大切です」と結んだ。