徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)10月10日 火曜日 徳洲新聞 NO.1410 1面

Summit登録者720人超
各グループ病院で研修医教育
八重樫・千葉西病院部長が尽力

千葉西総合病院の八重樫牧人・内科部長は昨年4月に入職して以降、徳洲会グループの研修医教育に尽力している。千葉西病院を拠点としながら、週の後半は全国の徳洲会病院に出向き、現場での診察指導や講義を実施。研修医向け学術フォーラム「Summit」や、毎週月曜日に開催するオンライン勉強会も行い、世界に通用する総合内科医を育成している。

「まだ行ったことのない病院の研修医にも会いたい」と八重樫部長

八重樫部長は毎週木曜日と金曜日に全国のグループ病院を飛び回り、研修医教育に従事、講義やベッドサイドでの診察指導、症例検討などを行っている。これまで基幹型臨床研修病院21病院中、13病院を訪れた。「おかげさまで好評です。年内いっぱいはスケジュールが埋まりました。今後、まだ行ったことのない病院の研修医にも、お会いできればと思っています」と抱負を語る。

湘南厚木病院での研修医への講義の様子

現場の講義では、新型コロナ禍で使用する機会が増えた人工呼吸器をテーマにした内容が人気だ。病院によって導入している人工呼吸器が違うため、実機を用いて指導することで理解度が深まる。また診察指導では、相手が納得するまで説明することを心がけており、「指導した内容が臨床で実用できなければ、教育効果が現れたとは言えません」と八重樫部長は力説する。

病院にある人工呼吸器を用い指導(名瀬徳洲会病院)

オンラインでの教育にも注力。Summitは現在、720人超が登録、主に研修医向けの教育関連動画をアップしており、動画に関連した資料もSummit上で見ることが可能。講義内容についてコメントやメッセージも投稿できる。また、八重樫部長は内科系領域のサブスペシャリティを網羅した教材であるMKSAP(Medical Knowledge Self-Assessment Program)を活用したオンライン勉強会も毎週月曜に開催しているが(登録者はグループ内外の医師や医学生500人超)、その内容もSummitで視聴可能だ。

八重樫部長は「現場で指導にあたる研修医は、Summitやオンライン勉強会を活用していることが多く、うれしく思います。直接会うことで、内容の理解度や教育的サポートの必要度合いがわかるので、より個別的な指導が可能になります」と強調する。

徳洲会グループの研修医について、「多くの症例を経験したいという意欲が強く、やる気を成長につなげられたらと考えています。そのためには、信頼できる情報源で勉強することが大切です。これからもしっかりとサポートしていきたいと思います」と意気軒高だ。

PAGE TOP

PAGE TOP