徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)09月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1408 4面

教えてドクター
異変を感じたら相談を

Q. 母が1週間前から寝床から出てきません。声をかけると大丈夫と言います。 (52歳・男性)

仲原 英人 宇治徳洲会在宅クリニック(京都府)院長、宇治徳洲会病院外科非常勤医、日本医師会認定健康スポーツ医

A. お答えします。

以前の状態はどうだったのかによっても異なりますが、寝床から出てこない理由として、身体が動かせない、動かせるけど動くのが億劫、そもそも正しく「大丈夫」だと判断できていない、何かを隠している――など多くのことが考えられます。たとえば何らかの理由で足腰が立たなくなり、トイレに行くことができず、そのまま垂れ流してしまい、羞恥心から隠しているのかもしれません。羞恥心から身体の不調を家族にも隠し、病気が進行してしまったケースは、じつは珍しくありません。

いずれにしろ高齢者と向き合うなかで、「いつもと違う」というのは重要なキーワードです。ご本人が大丈夫だと言っても、ご家族から見て「ふだんと何か違う」と感じることがありましたら、医療機関や行政、介護認定を受けているようでしたらケアマネジャーなどに相談してみてください。

さまざまな事情でご本人の受診のハードルが高いケースもありますが、ご家族を通じ問題を外部に知らせることができたら、解決の糸口がつかめるかもしれません。些細なことでもSOSを発信していただければと思います。

PAGE TOP

PAGE TOP