徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)09月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1408 2面
完成した書籍を手に高橋智部会長(一般社団法人徳洲会薬剤部長)
徳洲会救急薬剤師研究会が編纂した書籍『薬剤師のためのゼロからわかる救急・急変対応』(じほう刊、4,070円)が刊行された。同研究会は徳洲会薬剤部会内の教育研修委員会のひとつ。2021年に発足し、救急外来や急性期病棟など急性期の患者さんに対応する薬剤師で組織している。
同書は、「救急外来や担当病棟での急変に適切に対応したい」とスキルアップを望む薬剤師向けの一冊。基本的な内容に加え、「主訴別/エリア別/レベル別 あるあるケーススタディ」など、実践的な内容にもなっている。執筆を担当したのはすべて同部会所属の薬剤師。
「離島・へき地での救急医療に対するかかわり方」、「災害医療での薬剤師業務」など、“徳洲会の薬剤師らしさ”もうかがえる。
編集代表を務めた札幌東徳洲会病院薬剤部の齋藤靖弘主任(救急専門・認定薬剤師)は「近年、救急外来での薬剤師が注目され、『医師の働き方改革』も相まって今後は一層増えていくと思われます。『具体的にどんな業務を行えばよいのかわからない』との声も多く聞くので、そのサポートができればという思いで手がけました」と説明。
「離島・へき地医療、あるいは災害医療などは救急や急変対応に通じる部分があり、そうした貴重な経験をもっている薬剤師が多くいる“徳洲会らしさ”も伝わると思います」とアピール。