徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)09月19日 火曜日 徳洲新聞 NO.1407 2面

仙台病院
肝臓内科スタート
地域の“最後の砦”に

仙台徳洲会病院は近藤泰輝副院長を迎え、新たに肝臓内科を開設した。同科では肝炎から肝硬変、肝臓がんと、切れ目のない医療を提供。高齢で難治例の患者さんにも、日々進歩する多彩な内科的治療を積極的に行い地域に貢献している。

「全国から患者さんが集まる医療を提供していきたい」と近藤副院長

「肝臓がんは治療が難しく、治療法があるのに緩和医療をすすめられることもあります。がん難民となり、行き場を失った患者さんの“最後の砦”としての役割を果たしていきたい」と近藤副院長は意気込みを話す。

仙台病院肝臓内科は薬物療法に限らず、ラジオ波焼灼療法やマイクロ波凝固療法、経皮的肝動脈化学塞栓療法(TACE)など多くの内科的治療に対応できるのが特徴だ。TACEは足の付け根や腕の動脈からカテーテルを挿入し、肝臓内の腫瘍に栄養を送る細い動脈に抗がん剤などを入れて動脈の血流を遮断し、腫瘍細胞を壊死させる方法。バルーンカテーテルを用いた方法や薬剤溶出性ビーズを用いた治療をうまく組み合わせることにより、巨大な肝細胞がんに対しても治療効果が得られる。

肝臓に対するIVRの様子

近藤副院長は「当科に紹介される患者さんは、さまざまな治療で効果が出なかった症例が多いので、専門に偏った治療法だけを提供していては、満足いく延命効果を達成することは難しい。今は肝臓に対するIVR(画像下治療)を1カ月で40件ほど実施していますが、このペースで進めば、日本でトップレベルの件数になると思います」。

近藤副院長は前職でも肝臓内科の立ち上げを行ったが、その時のノウハウを用い、同院内のチームづくりや地域の連携強化を図っている。「当院のスタッフも自ら考えて動いてくれますが、改善すべきところはスピード感をもって対応しています。今後は地域へのアピールを積極的に行うと同時に、全国からも患者さんが集まる医療を提供していきたい」と意気軒高だ。

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