徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)08月14日 月曜日 徳洲新聞 NO.1402 3面
「オピオイドの使い方をわかりやすく解説しました」と名越医師
札幌南徳洲会病院の名越康晴・内科・緩和ケア内科医師が著者のひとりを務めた『ようこそ緩和ケアの森』(南江堂、2,750円)シリーズが7月に刊行された。同シリーズは「がん・非がん患者の消化器症状を診る」、「がん・非がん患者の呼吸器症状を診る」、「オピオイドの使い方」、「患者・家族とのコミュニケーション」、「死亡直前期の患者を診る」の5冊からなり、名越医師は「オピオイドの使い方」を共同執筆した。
同書はオピオイドの基本や使い方をわかりやすく解説。使用の手順や考え方、副作用マネジメント、困った時の対応などについて、他職種との連携を軸に記し、一見取っつきにくいオピオイドが、より身近に感じられる内容となっている。
名越医師は「著者には若手の医師が名を連ねており、学び始めの頃に緩和ケアで困ったことをうまく表現していると思います。本書は、オピオイドを本格的に勉強したい医師や看護師に向けた入門書であり、患者さんを紹介する側の急性期病院の医師にも必読の本だと考えます。オピオイドの基本的な使い方を知っていれば、患者さんを紹介する前にも痛みの管理ができ、患者さんやご家族の負担を軽減できます」とアピールする。