徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)08月07日 月曜日 徳洲新聞 NO.1401 4面

宇治病院
「ダヴィンチSP」体験会開く
最新型シングルポート実機を操作

シミュレーターと実機を積んだ大型バスの中で実施 シングルポートの「ダヴィンチSP」の実機を体験

宇治徳洲会病院(京都府)は最新型の内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチSP」の体験会を開催した。企画した橋本恭一・外科部長は、「いろいろな学会場でも体験会は行っていますが、若手医師にはハードルが高いもの。そこで院内で最新の医療機器に触れる機会をつくりたいと考えました。若手医師こそロボット手術を行うべきだと思います」と強調する。

既存のダヴィンチが複数のロボットアームで構成されるマルチポート(多孔式)なのに対し、ダヴィンチSPはロボットアームが1本のシングルポート(単孔式)。そのためロボットアームの干渉に制限されず手術できることに加え、切開創が最少1カ所ですみ、より患者さんの負担軽減や整容性の向上が期待できる。同機は国内では1月に販売開始。

体験会当日は外科、泌尿器科、婦人科の若手医師に加え、初期研修医、専攻医など20人超が参加、シミュレーターと実機を積んだ大型バスの中で体験会を実施した。メーカー担当者による説明の後、参加者はシミュレーターを用いた体験や、実機を使い小さなリングを移動するデモ操作などを行った。

参加した上山友暉・初期研修医(1年目)は「最新の医療機器に触れる機会はなかなかないので、貴重な経験になり、一緒に参加した研修医にも好評でした。もし、自分が外科医師になった際には、こうした医療機器を用いて手術することになりますので、将来のビジョンが見えたように思います」と満足した様子だ。

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