徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)08月07日 月曜日 徳洲新聞 NO.1401 4面
林技師長はユーモアを交え丁寧に解説
帯広徳洲会病院(北海道)の林伸隆・診療放射線部技師長(診療放射線技師)は7月21日、地元の音更町で骨粗しょう症をテーマに講演した。「音更町シニア大学院」の講師として、同町から依頼されたことによるもの。当日は65歳以上の一般の方20人が出席した。
音更町と連携し地域の健康増進に貢献
林技師長は冒頭、参加者に「骨粗しょう症セルフチェック」を行い、関心を高めたうえで講演を開始。骨粗しょう症の定義や種類、原因、検査、治療などについて説明し、①ホルモンの関係で男性よりも女性に多く見られる、②骨の強さは骨密度だけでなく骨質(骨に含まれるコラーゲン線維の量や質)の関係も指摘されており、糖尿病、慢性腎臓病の方は骨質が悪くなる傾向にある、③適度な運動は、骨密度、筋力を上げる意味でも非常に効果的、④骨折しないことが大事。とくに冬季は転倒者が多いので注意──などポイントを示した。自院で骨質測定ができることもアピールした。
最後に予防方法を紹介。食事や運動、転倒予防のそれぞれで要諦を示し終了した。
同大学院は、高齢者の生涯学習の場として音更町が開設。同院は開院当初から協力している。