徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)08月07日 月曜日 徳洲新聞 NO.1401 4面

総診医育成で漫画とコラボ
静岡病院
都市型の魅力アピール

「都市型総合診療医を育てます」と山之上院長

静岡徳洲会病院は漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』とコラボレーションし、今年度の総合診療専門研修プログラム(専攻医を対象とした専門医を目指すための研修)をアピールしている。同院ホームページの研修プログラムサイトに同作品の挿絵などを用い、プログラムの魅力や研修内容を発信、専攻医の応募を呼びかけている。

『19番目のカルテ 徳重晃の問診』富士屋カツヒト著、川下剛史・企画・原案(コアミックス刊、726円)

同作品は主人公を通じ、都市部の病院に勤務する総合診療医の役割や働き方などを紹介。静岡病院が目指す“都市型総合診療医”のイメージと合致することから、コラボを依頼した。

山之上弘樹院長は「総合診療医といっても、離島・へき地では診断から治療まで幅広い対応が求められますが、都市部では、きちんと専門医につなぐ“ゲートキーパー”的な役割が求められます」としたうえで、「徳洲会の総合診療医育成というと、離島・へき地のイメージが強いと思いますが、当院でも都市型の総合診療医を育成しています。作品の力を借りて広めていきたいと考えました」と説明。

静岡病院の総合診療専門研修プログラムの詳細はこちらから

鷲巣圭一・事務責任者も「作品を活用することで多くの専攻医の目に留まり、“都市型総合診療医”に魅力を感じる先生に、ぜひ応募してもらいたいです」と期待を込める。

同院は、来年4月には介護医療院の新設を予定。地域包括ケア病棟の開棟も視野に入れ、より幅広く患者さんを受け入れる体制を構築する。外来から入院まで対応できる病院の機能を活用しながら、急性期から慢性期まで、さまざまな場面で健康問題に携わることができるようプログラムを構成し、全人的に患者さんを診られる総合診療医の育成を目指す。

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