徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)08月07日 月曜日 徳洲新聞 NO.1401 3面

落合・医徳顧問
麻酔・手術の現状を報告
病院ごとの解析データも

自院の状況を把握するよう出席者に呼びかける落合顧問

医療法人徳洲会(医徳)の落合亮一顧問(医師)が「麻酔科プロジェクト」と題し、徳洲会グループの麻酔科に関する状況を発表した。具体的なデータを示しながら、一般論として急性期病院では「手術医療での収支分析」が病院運営で重要な点を指摘。麻酔の種類(全身・局所)により、大きな差があることを強調した。

そのうえで、手術や麻酔に関するグループの状況を提示。手術を実施している病院の割合や総手術件数、総全身麻酔件数、1病床(一般)当たりの手術件数や麻酔件数などを示した。病院ごとの過去3年間の増減、全国平均との比較などを提示。病院ごとに手術環境が異なるため、施設ごとの精査と他院との比較・検討の必要性を示した。とくに「病床数当たりの麻酔件数の推移は重要なパラメータ」と強調した。

麻酔科医師不足への対応では、「医師の働き方改革」にともなう麻酔関連のタスクシフト・シェアについて説明。麻酔科医師の人件費にも言及し、診療報酬上、麻酔料が麻酔や手術の難易度により変わるため、この点でも病院ごとに手術内容との関連で評価することを提案した。最後に「機会があれば、手術ごとの収支の解析や手術室稼働率のあり方などについて、ご案内させていただきたいと思います」と締めくくった。

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