喜界病院島出身の医療者輩出へ中学生職場体験を開催 | 徳洲会グループ

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徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年（令和5年）07月31日　月曜日徳洲新聞 NO.1400 4面

喜界病院
島出身の医療者輩出へ
中学生職場体験を開催

透析室で機器などの説明を熱心に聞く生徒たち

喜界徳洲会病院(鹿児島県)は喜界中学校の3年生4人を招待して職場体験を実施した。いずれも医療職を志す生徒で、それぞれ医師、看護師、助産師、言語聴覚士を目指している。病院職員から業務内容などを聞いたり、各部署を体験したりすることで、将来の目標への思いをより強くしてもらい、島出身の医療従事者の輩出を後押しする狙いがある。5月24日から3日間実施した。

訪問看護の体験では患者さん宅に同行し、看護師によるバイタルの測定やケアの様子を見学。手術室では手袋やガウンを着用して鶏肉をメスで切ったり縫合したりした。検査科では実際の機器を手に、エコー検査などを模した。看護部では包帯巻きや人形を使った注射体験を行った。事務系の部署を含め多くの部門を回り、小林奏副院長が心肺蘇生法をレクチャーする場面もあった。

生徒からは「緊張しましたが、とても楽しかったです。皆さん、とても優しく、安心して体験できました」など好評だった。また「立派な助産師になり、島に帰ってきて病院で働きたいです」と頼もしい声も上がっていた。同院は新築移転プロジェクトを進めており、2024年7月に新病院での診療を開始する予定だ。