徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)07月31日 月曜日 徳洲新聞 NO.1400 2面

居宅介護支援部門が全体研修
お笑い芸人の講演も
徳洲会介護部会

「会話は笑顔で終わりたい」と中村さん

徳洲会介護部会は7月11日、特別養護老人ホームかまくら愛の郷(神奈川県)で居宅介護支援部門の全体研修を開催した。同部門はグループの居宅介護支援事業所のケアマネジャーらで構成する組織。1月に介護部会内に発足し、全体研修は初めて。対人援助技術に関する内容で、255人が会場とオンラインで参加。

はじめに、徳洲会介護事業部の奈良原啓司・一般社団法人徳洲会(社徳)事務部長代理が挨拶し、学びを深めるよう求めた。その後、社徳の石川一郎本部長が徳洲会の理念・経営について語った。

研修は2部構成で、まず、永島由理子・湘南藤沢徳洲会介護センター(神奈川県)管理者が対人援助技術のひとつ「リフレーミング」について解説。これは、物事を違った視点で捉え直し、感情や行動に変化を生じさせることをいう。永島管理者は「頑固な人」を「意思が強い人」へと言い換えることで、その人に対する見方や会話の糸口が変わることなど例を示し、「新しい視点で他者の良い点を見つけましょう」と訴えた。

続いて、お笑い芸人の中村ひでゆきさん(吉本興業所属)が高齢者との会話術をテーマに講演した。中村さんは、芸人のかたわら続けている高齢者宅への弁当配達時の会話をもとにした高齢者漫談を各地で披露している。高齢者とは、つねに「今日が最後かもしれない」という思いで会話していると中村さん。「最後に会った人の記憶は、笑って別れた記憶が良いので、必ず会話の最後は笑いに変えています」と、心がけを明かした。参加者との質疑応答も行った。

最後に部会長の櫻井健一かまくら愛の郷施設長が「業務でぶつかる壁を越えるヒントを得てほしい」と締めくくった。

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