徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)07月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1399 3面

静岡病院
多職種が連携し
外出をサポート

人工呼吸器装着患者さんの希望に沿う

事前準備を行ったうえで慎重に患者さんの自宅へ

静岡徳洲会病院は、療養病棟の患者さんのQOL(生活の質)向上を目的として、多職種が連携し安全を確保しながら、人工呼吸器を装着した患者さんの外出をサポートした。

同行した小川千代子・看護師長は「突然、高位の頸髄損傷となり人工呼吸器を装着した40代の患者さんは、回復の見込みのない状態のなか、将来に不安を感じ葛藤していました。患者さん自らできることがない状況下で、スタッフの力をもって『食べること』、『座ること』を獲得しました」と経過を説明。

障害があっても入院していても「生活者」であり、やりたいことを諦めないでほしい――。その第一歩として自宅への外出を計画。家族が待つ自宅に帰り、両親と昼食を摂り昔の写真を見ながら談笑できた。母親は「息子がこの家に帰ることはないと思っていた」と涙ながらに話したという。外出は3時間ほどだったが、「多職種で取り組めば、これからの患者さんの希望は叶えることができると確信しました」と小川・看護師長は強調する。

鳥井初紀・理学療法士(PT)と小松圭吾・臨床工学技士は事前準備を含めて同行時にも安全面に配慮。杉山基一郎副主任(PT)は、今回の成功体験を他のスタッフと共有し「今後もQOL向上の取り組みを行っていきたい」と抱負を語っている。

PAGE TOP

PAGE TOP