徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)07月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1399 1面

福岡病院
品質保証施設認証を取得
検査業務の第三者評価

「第三者機関からの認証取得でスタッフの自信にも」と松本係長

福岡徳洲会病院は検査業務に対する第三者評価である日本臨床衛生検査技師会(日臨技)の「品質保証施設認証」を取得した。同認証は日臨技の精度管理や標準化に関する事業に参加し、標準化した測定法に基づく検査の実践や是正・改善活動などにより、検査精度が十分に保証された施設を認証する制度。

臨床化学、血液、一般、免疫、微生物、輸血、細胞、生理、病理、遺伝子の10部門すべてに関して認証を得た。全国では531施設が認証、徳洲会グループでは福岡病院に加え榛原総合病院(静岡県)と湘南鎌倉総合病院(神奈川県)が取得している。

日臨技の品質保証施設認証書

日臨技は2010年から認証制度(精度保証施設認証制度)を運用してきたが、医療法等の一部を改正する法律(2018年)を受け、さらに検査精度の向上を図る観点から22年に現在の認証制度に移行。福岡病院は旧制度でも認証を取得していた。

「適切な管理・体制の下、検査を実施していることを対外的にアピールでき、地域の方々に信頼していただく際の指標になると考え、品質保証施設認証の取得を進めてきました。第三者機関による認証ですので、スタッフの自信にもつながっています」と同院臨床検査科の松本佳隆係長(臨床検査技師)。

認証基準には①日臨技の外部精度管理調査への参加②同調査結果に対して是正処置が適切に行われている③検査精度の確保に関する責任者の配置④標準作業書、作業日誌、管理台帳の配備⑤人的資源の確保――があり、すべて満たす必要がある。

現行の認証制度では人材育成も重視。同院では適宜、勉強会を開催しスキルアップに努め、認定救急検査技師、認定臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師、超音波検査士、認定心電検査技師といった専門資格の取得に力を入れている。

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