徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)07月17日 月曜日 徳洲新聞 NO.1398 1面

地域医療の魅力を伝える⑪
遠隔診療やロボット手術推進
世界の医療レベル向上に貢献

名瀬徳洲会病院(鹿児島県)院長 満元 洋二郎

当院は鹿児島本土から飛行機で約1時間の距離にある奄美大島の中心地、名瀬という地区に位置します。飲食店なども充実し、生活に困ることはありません。名瀬以外にも、島にはマリンスポーツや登山など、充実したプライベートが過ごせる場所がいくつもあります。

3年ぶりの病院祭(7月9日開催)は大盛況

患者さんには高齢の方が多く、診る疾患も脳血管疾患、心臓疾患、糖尿病、がんと多岐にわたります。できる限り島内で治療が完結できるように努めるなか、それを実現するひとつの方法になっているのが遠隔診療です。グループ病院とWEB回線をつなぎ、リアルタイムで手術動画などを共有、術式の適応についてディスカッションをしたり、当院にはない診療科の専門医に手技を指導してもらったりしています。近いうちにロボット支援手術の導入や、新たに心臓外科の開設も予定しています。

病院のInstagramでイベント情報などを発信

医療資源や人材に限りがある離島で、先端的なテクノロジーを用いた医療提供は、同様の設備・環境があれば世界中どこでも同レベルの治療が行える証明にもなり、離島医療の新しい魅力になると考えています。

夢物語に聞こえるかもしれませんが、こうした展望をつねに職員に語り続けており、その結果、職員の士気は高揚、院内に一体感が生まれています。モチベーション高く、離島から世界の医療の質向上に貢献したい方に、当院はいつでも門戸を開いています。

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