徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)07月10日 月曜日 徳洲新聞 NO.1397 2面
自院の工夫を披露する小熊看護師
自院の工夫を披露する中西・副技士長
第90回日本消化器内視鏡技師学会が5月26日から2日間、都内で開かれた。テーマは「内視鏡技師の未来像を描く、未来へ繋ぐ~安全と信頼を高める医療のリーダーシップを目指して~」。徳洲会グループは2演題を発表した。
札幌東徳洲会病院の小熊愛看護師はシンポジウムで登壇。「医師・コメディカル全員が働きやすくスキルアップできる環境を目指して」と題し、スムーズかつ安全な内視鏡検査を行うための工夫を紹介した。
具体例として、内視鏡検査にかかわる全医師・コメディカルによる毎朝の5分間ミーティング、BLS(一次救命処置)やACLS(二次救命処置)受講の義務化などを挙げ、それぞれ成果が得られていることを強調。
また、アンケート調査で医師とコメディカル双方の要望を明らかにし、動画による業務マニュアル作成、消化器内視鏡技師資格の取得推奨などにも取り組んでいることを示した。
小熊看護師は「コメディカルがスキルアップすることで、より良い内視鏡検査が可能になります」と指摘。「今後も内視鏡検査技師を中心に、スキルアップ対策を図っていきたいです」。
八尾徳洲会総合病院(大阪府)の中西孝次・臨床工学科副技士長(臨床工学技士)は一般演題で「イレウス管挿入手技介助教育における動画資料の工夫」をテーマに発表。