徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)06月26日 月曜日 徳洲新聞 NO.1395 2面

病気のはなし123
のどが渇く前に水分補給
熱中症

熱中症は暑さが原因と思われがちだが、じつは湿度も大きく関係している。熱中症による救急搬送は身体が暑さに慣れていない5月から増え始め、7、8月がピークとなり、10月くらいまで警戒が必要だ。やや気温が下がる梅雨時も、湿度が高く発汗による体温調整が難しいためリスクは低くない。

熱中症対策と言えば水分補給。1日に必要な飲水量は体重60kgの男性で1.2Lにおよび、「食事のタイミングにコップ1杯分(200ml)の水分を摂る程度では足りません」と神戸徳洲会病院の宮本博史主任(管理栄養士)。「のどが渇いたと感じる前から、こまめに水分補給を」と注意を促す。

食事からも1L/日程度は水分を摂取できると言われるが、食欲が低下すると食事からの水分摂取量は少なくなりがちだ。暑くても栄養バランスの取れた食事を3食摂ることが好ましい。どうしても食事がのどを通らなければ「ざるうどん、素麺など、のど越しの良い食べ物を用意し、卵や野菜、豚しゃぶなど具を加えてください」(宮本主任)。うどんだけ、そばだけなど、単一の食事にしないことがコツだという。

また、暑いとスポーツドリンクを飲みたくなるが、常飲は糖質や塩分の摂りすぎになり危険。カフェイン入りのコーヒーや紅茶、アルコールなどは利尿作用があるため「水分とカウントせず、水やノンカフェインの麦茶などで水分を摂ってください」と宮本主任はアドバイスする。

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