徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)06月19日 月曜日 徳洲新聞 NO.1394 3面

宇治病院
第二種感染症指定医療機関に
二類感染症の入院医療を担う

「今後も気を緩めず感染症に対応していきます」と末吉院長

宇治徳洲会病院(京都府)は府知事から第二種感染症指定医療機関の指定を受けた。「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」では、特定、第一種、第二種、結核の4種類の指定区分があり、第二種は原則として2次医療圏に1カ所を指定し、二類感染症の患者さんの入院医療を担う。指定は4月1日付。

また感染症指定医療機関は「感染症病床を有する医療機関」と「結核病床を有する医療機関」に分けられ、同院は前者で指定を受けた。徳洲会では福岡徳洲会病院に次ぐ2施設目だ。指定にともない宇治病院は感染症病床として6床増床。

末吉敦院長は「他の病院が指定を受けていましたが、呼吸器内科医師の不在などを理由に指定を返上、代わりの病院を府が探していました。新型コロナに積極的に対応してきた当院に打診があり、地域に貢献できるならと引き受けました」と経緯を説明する。

指定要件には、病室内または病室に隣接してトイレとシャワー室があるなど設備に関する項目や、感染症医療の経験を有する医師がいるなど体制にかかわる項目などがある。

感染対策向上加算1を算定する同院は、従来から地域の医療関係者と合同で定期的なカンファレンスを開催するなど、地域の感染対策をリードする存在となっていた。新型コロナは5類に移行したが、今後も気を緩めず感染症への対応を行っていく。

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