徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)04月03日 月曜日 徳洲新聞 NO.1383 4面

第15回春日井心臓血管セミナー
高血圧診療がテーマ
名古屋病院

名古屋徳洲会総合病院は2月4日、院内会場とオンラインのハイブリッドで第15回春日井心臓血管セミナーを開催した。テーマは「高血圧診療についての最新の知見」、計230人超が参加した。

(右から)大橋・副理事長、樂木教授、安藤部長が特別座談会

セッション1では湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の小林修三院長を座長に、岡田浩一・埼玉医科大学腎臓内科教授が「CKD/DKD 診療における降圧療法」と題し講演。CKD(慢性腎臓病)とDKD(糖尿病性腎臓病)の現状に触れた後、非典型的なDKD患者群が顕在化してきた背景には、患者さんの高齢化や治療の長期化があると説明。典型+非典型からなるDKDの抑制には、降圧療法を含む集学的治療の積極介入が必要であり、「個体寿命に並ぶ腎臓寿命の延伸を達成するべき」と課題を示した。

セッション1で座長を務める小林院長

セッション2では石川進・石川内科クリニック院長を座長に、西山成・香川大学医学部薬理学教授が「進化と高血圧~塩の功罪~」をテーマに講演。高血圧の原因と考えられる塩だが、進化の過程で塩と血圧は、体液の保持やパフォーマンス向上に必要不可欠だったことを説明。さらに、塩の“シン常識”として「塩は食べすぎると体に蓄積され、しかも移動する」、「体に蓄積した過剰な塩はいろいろな悪さをする(場合がある)」と示し、「塩の食べすぎに注意し、いつも血圧を気にかけましょう」と助言した。

セッション3では樂木宏実・大阪大学大学院医学系研究科老年・総合内科学教授を招き、大橋壯樹・医療法人徳洲会副理事長(名古屋病院総長)と同院の安藤みゆき循環器内科部長が、「高血圧のスペシャリストに質問しました」と題し特別座談会を実施。事前に地域の診療所医師から質問や疑問点をヒアリングしたうえで、高血圧の診断基準や降圧目標の考え方、血圧の管理、高血圧の治療、食事療法などを話題に意見交換をした。

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