
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)04月03日 月曜日 徳洲新聞 NO.1383 4面
一般社団法人徳洲会(社徳)は1年次研修医中間研修会を開いた。従来と趣向を変え、学術的な講義中心ではなく、グループワーク(GW)
による議論や、ブースを設置して専門研修プログラムの説明会などを実施。GWには、東上震一理事長をはじめ医療法人徳洲会(医徳)の専務理事、常務理事、最高顧問、徳洲会グループ研修委員会の担当理事が加わり、研修医と交流する場面も見られた。参加した1年次研修医は合計172人に上り、徳洲会に対する理解を深めた。
病院ごとにブースを設け専門研修プログラムを説明
研修会は、まず1月14日に都内で開催。はじめに、徳洲会グループ研修委員会担当理事代表の末吉敦・宇治徳洲会病院(京都府)院長が研修会の目的を説明し、①徳洲会に対する理解促進、②専門研修を考える──の2点を挙げた。
そのうえで、徳田虎雄・名誉理事長の映像を視聴。徳田・名誉理事長が理事長として全国に病院を建設しようと奔走していた頃の内容で、自らの思いを熱く語るシーンなどが流れた。
研修の内容を企画した末吉院長
その後、東上理事長が挨拶。あらためて徳田・名誉理事長の思いに触れ、「私たちは医療者として、患者さんに誠心誠意尽くさなければなりません。医療は奉仕。人としての心。それに尽きます。一度白衣を着たのであれば、自分の時間を困っている患者さんのために使ってほしい」と訴えた。
GWの発表で理事長賞、副理事長賞には景品を贈呈
次いで「いつも目の前の患者さんを一番大事にする。それ以外の価値観はないのです。目の前の患者さんのために何ができるかを考える医療者として、育ってほしいと思います」とエールを送った。
今回の研修会では千葉西総合病院の八重樫牧人・内科部長が「徳洲会グループの教育資源について」と題し、研修医向けの教育ツールとして社徳の研修委員会が運用している動画視聴システム「Summit」について紹介した。同システムは、臨床に関するレクチャー動画や徳洲会オンライン勉強会(MKSAP)のアーカイブ動画、各種動画に関連した資料がオンラインで視聴できる。同システムに登録することで、医師や看護師はもちろん、コメディカル、事務職も視聴可能だ。八重樫部長はシステムの特徴を解説し、その場で参加者に登録を勧めた。
また、グループ病院に在籍している各地の指導医を紹介。さまざまな場所で、さまざまな専門領域が学べる環境をアピールした。
GWに参加する東上理事長(右)
前半の最後にGWを実施。「いい病院とは?」をテーマに意見を交わし、各グループが発表し合った。どのグループからも「患者さんの満足度が高い」、「食事が美味しい」、「清潔感がある」など患者目線を重視した声や、「職種を問わず仲間同士で意見が言い合える」、「教育がしっかりしている」、「福利厚生が充実している」、「職場の雰囲気が良い」、「離職率が低い」など職員目線に立った意見が見られた。
東上理事長をはじめ大橋壯樹・副理事長、福田貢・副理事長、安富祖久明・最高顧問、福島安義・最高顧問、専務理事、常務理事、研修担当理事が1グループに1人付き、議論の様子を見守った。発表の内容をふまえ1グループに理事長賞、2グループに副理事長賞が贈られた。
後半は専門研修説明会を行い、グループ内の専門研修施設がブースを設け、自院の専門研修プログラムを説明。参加者は、それぞれ関心のあるブースを訪れ、担当の医師や事務職員の話に熱心に耳を傾けていた。
最後に末吉院長が挨拶。自分が研修医だった頃を振り返り、あらためて参加者に対し「患者さんのことを考える良い医師になってほしいと同時に、その患者さんを助けるために診療の腕も磨いてください」と激励。「徳洲会には自院以外のグループ病院の見学、研修プログラムが受けられるシステムがあるので、ぜひグループ内の病院に進んでもらい、徳洲会が行ってきた医療改革が花開くように、お手伝いしてもらえたらうれしいです」と締めくくった。
参加者からは「他の徳洲会病院の研修医と交流できて良かった。日本で一番大きな民間医療グループだけに、徳洲会の幹部の方々に熱意を感じました。徳洲会の理念に近づけるように今後も努力します」(尾﨑文・岸和田徳洲会病院研修医)、「いろいろな研修医の話を聞き、とても刺激を受けました」(川島将・羽生総合病院研修医)、「このタイミングで専門研修に関する話をいろいろな病院から聞けるのは意義深いと感じました。また、理事長はじめ、徳洲会を長年にわたって支えておられる幹部の先生方とお話できたことも良かったです」(酒巻将太・羽生病院研修医)といった声が聞かれた。
2月11日に大阪府でも同じ内容で研修会を行った。