
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)04月03日 月曜日 徳洲新聞 NO.1383 2面
エピソードを交え語る東上理事長
東上震一理事長は、今後の徳洲会グループについて講演した。まず、詩人の吉野弘の『祝婚歌』を引き合いに出し、「立派でありたいとか 正しくありたいとかいう 無理な緊張には 色目を使わず ゆったり ゆたかに 光を浴びているほうがいい。健康で風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに ふと胸があつくなる そんな日があってもいい。そして なぜ胸が熱くなるのか 黙っていても 二人にはわかるのであっていい」と、心に残る一節を披露した。
次に、哲学者・教育者の森信三が遺した「時を守り、場を清め、礼を正す」という再建の三大原理に触れ、「結局は自分を律して相手を尊重することが大切」(東上理事長)と概説。また、森の「人間の偉さは、その人の苦しみと正比例する」、「結局最後は人のためというところがなくては、真の意味で志とは言い難い」、「縁は求めざるには生ぜず、内に求める心なくんば、たとえその人の面前にありとも、ついに縁は生ずるに至らず」、「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える」、「真の誠は、その時その時の自己の『精一杯』を尽くしながら、しかも常にそのたらざるを嘆くものでなくてはならぬ」、「人生二度なし」という言を紹介し、医療人にも通底すると説いた。
また、小説家の堺屋太一の著書『組織の盛衰』から、組織の「死に至る病」について、機能体の共同体化、環境への過剰適応、成功体験への埋没に警鐘を鳴らし、「健全な組織体に天授はありません」(同)と語気を強めた。
最後に2月度の運営状況に言及し、「徳洲会は独立・独歩で成長してきました。種々の困難は個人や、一集団、病院単位の努力で乗り越えてきたのです」と前置き、「何よりも許可病床を使いきる努力を」と訴えた。