徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)03月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1380 4面

この医療機器ってなぁに?
テーマ 血管撮影装置

検査から治療まで幅広く活躍

坂東 真吾 湘南大磯病院(神奈川県)係長(診療放射線技師)

文字どおり血管を撮影する医療機器で、「アンギオ」、「アンギオグラフィー」とも呼ばれます。頭部や胸部、腹部、下肢など、さまざまな部位の血管を確認することができ、主に急性の心筋梗塞や脳梗塞などに用います。

レントゲン装置と同様、撮影の原理はX線(放射線)の照射ですが、それだけでは血管は映らないため、カテーテルを挿入し、造影剤を注入しながらコマ送りのように連続して撮影していきます。年々、機器の性能は向上し、より鮮明に、より細い血管を撮影することが可能です。

ただし、放射線の被ばく線量はゼロではありません。現在、医療被ばく低減施設認定制度や、血管撮影・血管内治療に携わるうえで被ばく線量に精通した専門的な診療放射線技師を認定する制度が設けられているので、医療機関を選ぶうえでの参考にしてみてください。

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