徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)03月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1380 3面
「今後も適切な画像を撮影し貢献していきたい」と古俣・副技師長
仙台徳洲会病院放射線科の古俣絵美・副技師長(診療放射線技師)は第32回日本乳癌検診学会学術総会企画マンモグラフィポジショニングコンテストで技能賞を受賞した。
マンモグラフィ(乳房X線検査)は乳がんの早期発見に有用な検査だが、それには読影しやすい適切な画像の撮影が欠かせない。その際に重要となるのがポジショニングだ。具体的には、乳腺が十分に伸展しているか、左右対称に撮影できているか、などがポイントとなる。
「画像の良し悪しはポジショニングで大きく左右されます。乳房は大きさや形状、固さなどで個人差があり、撮影時には痛みがともなうことから、仮に同じ受検者さんを撮ったとしても経験などにより技師間で差が出やすいという特徴があります」と古俣・副技師長は説明する。
同コンテストでは、異常なしの不均一高濃度の症例画像を募集。計129人から応募があり、うち19人が予選審査を通過。本選審査の結果、古俣・副技師長は技能賞に輝いた。
「自分が撮影した画像に関して審査を受ける機会は日頃ありませんので、評価していただき受賞できたことは素直にうれしいです。審査員の方々からアドバイスもいただき、今後の参考にもなりました」と喜んでいる。