徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)03月06日 月曜日 徳洲新聞 NO.1379 3面

館山病院
摂食嚥下の勉強会開く
老健開設前に対応力向上

摂食嚥下の勉強会で熱心に聴講する職員

館山病院(千葉県)は昨年12月に職員対象の摂食嚥下に関する勉強会を開催した。髙橋浩二・口腔機能リハビリテーションセンター長が講師を務め、摂食嚥下機能の基礎知識や嚥下内視鏡検査の方法、嚥下音を聴診器で確認する実践的な内容も盛り込み講義した。病院敷地内に2024年2月、介護老人保健施設がオープンし、嚥下機能障害をもつ方と接する機会が増えるのを見越して、職員のスキルアップと患者さん・入所者さんのQOL(生活の質)向上が狙い。

髙橋センター長は開催意義について「摂食嚥下障害が起きると、食べ物が飲み込みにくくなり低栄養に陥ったり、誤嚥性肺炎を引き起こしたりする可能性が高まるため、元気なうちから摂食嚥下機能の低下を防がなければなりません。予防に取り組むにあたり、基礎知識を職員全体で習得しておきたいと、勉強会を開きました」と、説明する。

勉強会には医師や看護師、歯科衛生士、言語聴覚士、事務職員ら多職種が参加。「食事は日々の楽しみに直結するため、少しでも長く口から食べられるようになってもらいたいです。すべての職員が摂食嚥下機能を意識して患者さんや入所者さんに対応できる体制を整え、満足度向上につなげていきたいです」と髙橋センター長は強調する。

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