
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)01月30日 月曜日 徳洲新聞 NO.1374 1面
大和徳洲会病院(神奈川県)は内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入し、前立腺がんに対する前立腺全摘手術を施行している。昨年5月に1例目の手術を実施し、これまで通算20例ほど実施。いずれも患者さんの経過は良好だ。
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「狭い術野でも精度の高い手術が可能」と青木医長
執刀する青木崇一郎・泌尿器科医長は2021年10月に入職。それまで同院泌尿器科は外来診療が中心で手術は行っていなかったが、青木医長の着任により泌尿器科疾患に対する手術をスタート。
青木医長は「前立腺は狭い骨盤の奥にあるため、開腹手術では視野の確保や手術操作が難しいのが課題でした。一方、ダヴィンチを用いた内視鏡手術では、拡大視野で細かい部分までしっかり観察しながら狭い術野でも精度の高い手術ができます。出血量の低減や術後早期の回復、尿失禁など術後合併症の低減などに寄与します」とアピール。
サージョンコンソールで3D画像を見ながら操作
ダヴィンチ手術開始に際し、手術室看護師が多くのダヴィンチ手術症例数を積み上げている湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)を事前に訪問し、実際の手術の様子を見学するなど準備したうえで臨んだ。現在は前立腺全摘手術にのみダヴィンチを用いているが、今後は腎がんの部分切除や膀胱がんなどの手術にも活用していきたい考えだ。
「病診連携を積極的に行い、地域の診療所の先生方と緊密に協力し合いながら患者さんに貢献していきたいです。ロボット手術以外にも、頻尿や尿失禁など泌尿器科疾患で気になることがあれば、お気軽にご相談ください」と青木医長は呼びかける。