徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)01月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1373 2面

札幌病院&札幌東病院
救急応需をスムーズに
Smart119など実証実験へ参加

「救急受け入れ時の判断がスピードアップ」と増井・副センター長

札幌徳洲会病院と札幌東徳洲会病院は札幌市消防局からの要請で、救急応需をスムーズにするためのシステムの実証実験に参加している。札幌東病院が昨年5~8月にTXP Medical、札幌病院と札幌東病院が昨年10月からSmart119(今年3月に終了予定)のシステムをそれぞれ現場に取り入れ検証。

「未来を見据えたDX化の促進が必要」と平山部長

同システムは119番通報後の救急搬送での所要時間短縮が主な目的。「電話連絡」、「紙で記録」などアナログで非効率な情報伝達を廃し、「タブレットなど情報端末の活用」、「AI(人工知能)を活用した音声入力・状況判断の支援」などICT(情報通信技術)を用いることで、患者さんの収容をスムーズにし、救急隊の現場活動を支援する。

札幌東病院の増井伸高・救急センター副センター長は「システムの導入により、病院側の救急受け入れ時の判断がスピードアップできると考えます。また、患者さんの情報がデジタル記録として送られてくるので、救急隊と病院、さらには院内でも情報共有がしやすくなります」と期待を寄せる。

医師の働き方改革にも寄与

札幌病院の平山傑・救急科部長は病院側の受け入れ体制にも言及し、「システムを導入するのであれば、病院側もそれに適応したワークフローを新しくつくらないと、ちょっと便利になっただけで、大きくは何も変わりません」と指摘。

「未来を見据えたDX(デジタルトランスフォーメーション)化の促進が必要です。こうしたシステムの導入が、院内の仕事の流れを改革するきっかけになり、たとえば『医師の働き方改革』などにも寄与すると思います。まずは当院にもスマートフォンを導入できればと考えています」と展望する。

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