徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)01月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1372 2面

病気のはなし111
感染拡大で死者数が増加
新型コロナ感染症

新型コロナウイルス感染症の1日当たりの死者数が高止まりしている。ワクチンや治療薬の相次ぐ開発により、致死率は第1波の5.34%から第7波の0.09%(全年齢、80代では1.43%、90代では2.96%)まで大きく低下しており、致死率だけ見ればインフルエンザ並みになっている。しかし、新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスより感染力が強く、今冬は行動制限がなくなったことから感染者数が増加、年末年始の帰省の影響を受けた感染者の実数は、発表数よりかなり多いと考えられ、母数の多さが1日当たりの死者数を押し上げている。

これまで冬休み中ということもあり、子どもの新規感染は落ち着いていたが、学校の再開とともに感染者数も増加する見とおし。病床使用率が8割を超える県もあり、救急搬送や入院治療が間に合わず一時的に致死率が上がる可能性もある。

日本ではオミクロン株BA.5系統が主流だが、米国ではXBB系統の亜種であるXBB.1.5が、欧州ではBQ.1系統が増加、ともに強毒化や免疫回避のエビデンス(科学的根拠)はないが、注視が必要だ。日本でも両系統ともに、すでに感染が確認されており、隣国の中国では、かつてない規模の感染爆発により、新たな変異株が生まれる危険性もあることから、第8波は長く続くことも考えられる。

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