徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)01月16日 月曜日 徳洲新聞 NO.1372 2面

日本高気圧環境・潜水医学会学術総会
日本臨床高気圧酸素・潜水医学会学術集会
徳洲会から4演題発表
専門資格への意識向上が重要

学会認定の活用方法について発表する赤嶺技士長 再圧治療について検討した向畑副主任 HBOに関する取り組みを発表する石塚副主任

第56回日本高気圧環境・潜水医学会学術総会と、第18回日本臨床高気圧酸素・潜水医学会学術集会が合同開催され、徳洲会はシンポジウムやワークショップなどで4演題を発表した。

南部徳洲会病院(沖縄県)臨床工学部の赤嶺史郎技士長(臨床工学技士=CE)は「両学会の技士認定のあり方」をテーマとするシンポジウムで、「当院(徳洲会グループ)における学会認定制度の活用方法」を発表。

「学会認定は段階的な成長を促すツールのひとつ」とし、「臨床経験が浅いうちから専門資格取得への意識を高め、取得後の具体的な役割を示し、実績を評価する仕組みの構築が大切です」とまとめた。パネルディスカッションでも「第1種装置アクリルシリンダーに生じた傷に対する考察」をテーマに口演。

同院の向畑恭子副主任(CE)は「当院再圧治療の現状とUS.Navy.Table-6 Full Extension施行症例に関する考察」と題し発表。US.Navy.Table-6 Full Extensionは再圧治療(減圧症の治療)に関する最大延長の治療プロトコルで、高気圧酸素治療(HBO)とは異なる気圧や酸素吸入時間を定める。「重症度による第1種、第2種装置の使い分けや、治療が休日・夜間帯の長時間におよぶことが多いため、治療時間調整など臨機応変な対応が重要です」と結んだ。

宇治徳洲会病院(京都府)臨床工学科の石塚雄介副主任(CE)は「臨床工学技士の業務拡大に伴う高気圧酸素治療業務の体制の変化とその対策」をテーマに発表。HBOの安全対策として①情報共有ツールの導入、②マニュアル改訂、③教育状況の把握――を実施。鉄片探知機(鉄にのみ反応し、使い捨てカイロの鉄粉にも反応する)も導入。

「HBOにかかわる多職種に対しCEが勉強会開催など行い、チーム全体の安全性向上に努めていきたい」と抱負を語った。

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