
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)12月05日 月曜日 徳洲新聞 NO.1367 4面
庄内余目病院(山形県)は創立30周年記念式典を開催した。本来は昨年が節目の年だったが、コロナ禍で式典が開けず1年遅れでの開催となった。式典には東上震一理事長や福田貢・副理事長が出席、記念講演では徳洲会体操クラブの米田功監督が登壇した。同院は建物の老朽化もあり新築移転プロジェクトがスタート。数年以内に新病院を開設できるよう準備を進めている。
「少しでも良い社会をつくるため奉仕します」と東上理事長
庄内余目病院は1991年、山形県庄内町に開院、地域に根差した医療提供を運営方針とし走り続けてきた。大きな特徴はケアミックス型の病院機能。同院には急性期病棟、回復期リハビリ病棟、医療療養病棟、地域包括ケア病棟の4つの機能があり、患者さんの病態に合った医療提供が可能。退院後も、かかりつけ医を介し地域包括ケア病棟を利用することができる。
「庄内余目病院の今後に期待してください」と福田・副理事長
関連施設である介護老人保健施設(老健ほのか、老健あかね、老健徳田山、老健余目徳洲苑)とも密接に連携を取り、個々の患者さんに応じたきめ細かな医療・介護サービスを提供。一方、専門性の高い先進医療も積極的に取り入れており、心臓カテーテル治療や脳外科手術、腹腔鏡下手術、下肢静脈瘤の血管内治療など高度な治療に努めている。各診療科が密接に連携し個々の患者さんの疾病に応じた治療を提供、それらを多職種チームで支えているのも特徴だ。
「新築移転でさらなる発展を目指します」と寺田院長
同院は新築移転プロジェクトが走り始め、ここ数年以内に新病院を開設できるように準備を進めている。
記念式典は10月16日に開催。冒頭、東上理事長が「徳洲会は来年50周年になります。徳田虎雄・名誉理事長の“医療の力で世界を変える”という思いを受け継ぎ、より良い社会をつくるために、徳洲会病院がそれぞれの地域で奉仕しています。庄内余目病院は新築移転が決まりましたが、この地にあって良かったと思う人が、ひとりでも増えるような病院にしたい」とアピールした。
来賓や病院関係者を含め230人超が参加
次に、福田・副理事長が「救命救急の先にある長い人生に対し、病院の果たすべき役割は重要です。少しでも長く笑って生きられる人生を、医療の面から支えていけたら良いと考えます。地域の方々には、庄内余目病院の今後に期待していただければと思います」と締めくくった。
同院の寺田康院長は「今でも開院当時のオープニングスタッフが24人、20年以上の永年勤続者が76人います。当時も今も“患者さんのため”を貫きとおす職員は誇りです。30年前は、まだ生まれていなかった若いスタッフとも一緒に働いていますが、今、全員が同じ未来を見ています」と新築移転に触れ、「新しい医療機器を備え、先端的な医療技術を取り入れ、良好な療養環境を整え、さらなる発展を目指します。地域の方々と力を合わせ、より良い庄内になるよう頑張ります」と約束した。
「結果は遅れてやってくると理解することが大切」と米田監督
祝辞では、富樫透・庄内町長、池田勝彦・健康友の会会長が代表して登壇。続いて来賓紹介があり、加藤鮎子代議士や舟山康江・参議院議員、芳賀道也・参議院議員(代理出席)らが挨拶した。記念品贈呈では菅原正信・山形県徳友会会長が登壇し、寺田院長に目録を手渡した。
第2部では米田監督が「金メダルまでの道のり~あきらめない強い気持ち~」をテーマに記念講演。体操を始めたきっかけから学生時代、シドニーオリンピックで代表から落選した後、アテネオリンピックで男子体操代表の主将に選ばれ、団体で金メダルを獲得するに至った道のりを紹介した。
健康友の会主催の健康フェスティバルも
そのなかで「結果は遅れてやってくる」、「価値観がとても重要」、「見られ方が僕をさらに育てた」という3つのポイントを提示。また、アテネオリンピックの主将に選ばれた時に読んだ徳田・名誉理事長(当時・理事長)の「一番心配して努力する人が組織のリーダーだ」という「直言」中の言葉に勇気付けられた思い出や、「自分の思う逆を行け」、「二兎追う者は三兎も四兎も得る」という言葉に感銘を受けたことなどを明かした。
式典終了後、健康友の会主催の健康フェスティバルが開かれた。同会の五十嵐貞雄副会長による開会の挨拶と感謝状贈呈の後、池田会長が挨拶。続いて、法被姿に着替えた寺田院長が「3年ぶりに対面で開催できました。この先も地域に根差した地域に貢献できる病院を目指します。当院は新築移転を予定していますが、地域の方々のコミュニケーションの場としての役割も備えていきたいです」と力を込めた。
休憩をはさみ、山形県を中心に活躍する演歌歌手の天音さとみさんらによるショーが華々しく開かれ、参加者は一体となって手拍子を送っていた。