
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)11月14日 月曜日 徳洲新聞 NO.1364 3面
中部徳洲会病院(沖縄県)は外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)の認証を更新した。同認証は外国人患者さんが安心して円滑に医療サービスを受けられる体制を整備した医療機関を評価する第三者認証制度。徳洲会グループの認証病院は13施設で、同院以外も認証の更新を鋭意進めている。
更新審査に尽力した国際医療支援部職員ら(比嘉副主任は後列右から2人目)

JMIP認証は厚生労働省の「外国人患者受入れ医療機関認証制度整備のための支援事業」に基づき策定、一般財団法人日本医療教育財団が審査、認証を行う。書面調査と訪問調査を行い、多言語対応の体制整備や院内表示、宗教や文化の違いを考慮した対応など条件を満たす必要がある。
中部徳洲会病院では要求事項に基づき、外国人患者さんが言葉の壁に困ることなく、安心して医療を受けられるように、ホームページや院内案内の多言語化を進め、外国人対応マニュアルを整備。3カ月に1度、国際医療推進委員会を開き、外国人患者さん受け入れに関する問題点を話し合い、その都度、改善策を議論している。また、医療通訳者は、つねに患者さんの目線に立つように心がけ、そこから見えてくる課題の抽出に余念がない。
更新審査は昨年末に受審。国際医療支援部の比嘉周作副主任は「JMIPを取得・維持し、第三者機関から評価を受けることで、外国語を母国語とする患者さんに安心して受診できることをお知らせできると同時に、院内の体制整備に日々努めています」と強調。
さらに「徳洲会の理念〝生命だけは平等だ〟には、すべての患者さんが平等に同じ医療を受けられるという意味が込められています。当院の国際医療支援部は、言語やバックグラウンドの違う患者さんを、『外国人だから』という理由で断るわけにはいかないという伊波潔総長の号令の下、設立されました。そのためのより良い環境づくりを今後も続けていきます」と意気込みを見せている。
沖縄県には多くの米軍基地があり、米軍病院で提供可能な医療には限界があることから、同院では米軍関係者の患者さんに対しても、専門的な治療をはじめ多くの医療を提供している。
比嘉副主任は「今回の審査は、当院にとって初めての更新審査でしたが、通訳者の不足などから、日々の業務と審査準備の両立に苦労しました。現在は通訳者の人数も増え、細かいマニュアルの整備や医療通訳者のスキルアップ研修など、手が回らなかった部分も充実させています」。