
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)11月14日 月曜日 徳洲新聞 NO.1364 2面

本格的な冬に向け新型コロナ感染症とインフルエンザの同時流行(ツインデミック)が懸念されるなか、第8波の主流になるのではと注目されているオミクロン株の亜系統が海外でいくつも発生、うち数種はすでに日本に上陸している。代表的な亜系統としては、まず6月にインドで初検出のBA.2.75系統(通称:ケンタウロス)で、59カ国から感染の報告があり、日本でも検疫以外に137件(10月17日)の報告がある。
また9月にシンガポールで初検出のXBB系統(通称:グリフォン)は同国以外にインド、バングラデシュで感染者が増加、21カ国から報告があり、とくにシンガポールではケンタウロスへの置き換わりが進むなか、グリフォンの割合が上昇し、感染力が高いことが示唆されている(日本での検出は10月17日時点で検疫のみ)。
9月にナイジェリアで初検出のBQ.1.1(通称:ケルベロス)は英国、フランス、ドイツなど欧州および米国で感染者が増加、日本では6件の検出があった(10月17日時点。その他の数値は10月10日時点、10月21日発表)。
それぞれワクチンや感染によって得られる中和抗体からの逃避能が大きい可能性が高く、感染力増大が懸念される一方、強毒化の情報は今のところない。ひとつの亜系統が世界的に突出して優位になっているわけではなく、各国で有意な系統が異なる状況だ。日本で流行の兆しを認めるのがどの系統か、引き続き注視していく必要がある。