
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2022年(令和4年)11月14日 月曜日 徳洲新聞 NO.1364 2面
第63回全日本病院学会in静岡が10月1日から2日間、「ポストコロナ時代を生きる」をテーマに開催された。徳洲会グループからは同学会広報委員会企画のセッションや一般演題、ポスターセッションで計6演題を発表した。
「真のニーズの分析・研究でロボット、IoT導入が進みます」と芦原事務長
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の芦原教之事務長は同学会広報委員会企画「病院におけるDX推進事例紹介」のセッションに登壇、「医師の働き方改革に伴う他職種業務の負担分散を目的にしたIoT・ロボットの活用事例」をテーマに発表した。具体的にはビーコン(Bluetoothの電波を発信する機器)を活用した医師の勤怠管理や、業務効率化に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)・ロボットの活用について同院の取り組みを紹介した。
浦山・事務部長が座長を務めるポスター発表(写真提供:自見はなこ事務所)
医師は緊急時の打刻が難しかったり、勤怠管理のために打刻を行うことが習慣付いていなかったりと課題があった。そこで、タイムカードやICカードを用いず、ビーコンを身に付けるだけで自動打刻できる環境を構築。その結果、打刻率が大幅に向上した。
DX・ロボットの活用に関しては、夜間に定期で検体回収や薬剤搬送などを行うロボットや、同院検査部に導入している自動検体搬送システム、介護タクシーのマッチングアプリに言及した。
さらに、神奈川県新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業の取り組みを紹介した。「ロボットやIoT(モノのインターネット)の技術開発を行う企業が、医療機関の“真のニーズ”を分析・研究することによって、今後の医療機関でのロボット、IoTの導入が進むと考えます」と芦原事務長は結んだ。
一般演題では宇治徳洲会病院(京都府)集中治療室の竹岡奈々絵看護師が口演を行い、「ICU入室オリエンテーション動画を導入して」をテーマに発表。
岸和田徳洲会病院(大阪府)の浦山聡・事務部長は「教育・研修2」をテーマとするポスターセッションで座長を務めた。「担当したセッションでは“コミュニケーション”に関する課題を挙げる施設が多く見られました。多職種間、同一職種間、外国人(技能実習生)とケースはさまざまですが、各施設の対応や工夫など参加者の注目を集めていました」と振り返った。また静岡徳洲会病院の鷲巣圭一・事務次長は「病院経営2・その他」のセッションで座長を務めた。
ポスターセッションでの職員の発表は次のとおり。▽望月美孝・静岡病院臨床検査科副技師長「アフターコロナにおける遺伝子検査機器の運用について」▽由良瑠菜・同院同科臨床検査技師「夜間帯における血液培養陽性検体の結果報告改善について」▽西晃徳・野崎徳洲会病院(大阪府)医事課課長補佐「内定辞退者をなくす取り組みについて─事前職場見学の提案を経て─」▽碓井啓扶・野崎病院総務課係長「障がい者雇用の促進と職場の理解」